次女の卒業式

学生時代の節目にある、娘二人。
３月に入ってからも、毎日どちらかが、入試があったり、
発表があったりして、震災の支援も含め、バタバタしております。

そして今日、次女の中学校卒業式がありました。


小学６年で学級崩壊、担任が体調を崩し、
途中で入れ替わっても、クールな学年でした。

中学生になっても、ボヤ騒ぎ、クラスのカーテンは破られ、
窓ガラスは割れ、物が無くなるのは日常茶飯事、茶髪、タバコ、
授業中も室内に入らず、廊下でおしゃべり･･･ 
 
(娘はしてませんが・・・)


３０年のベテランの主任先生でさえ、
「今までの教師生活で学んできたことが、ひとつも活かされない・・・
こんな学年は、初めてです」と。

  
そんな学年でしたが、
熱心に、あきらめることなく、根気強く、先生方の努力のお蔭で、
徐々に子供たちが変っていき、今日に至りました。

ひとりも私語なく、びしっと整列し、粛々と式は、行われました。

１０分ほどの答辞のはずが、なんと、
先生への感謝の、３０分もある答辞でした。

校長先生も、壇上で男泣き・・・
先生方も、父兄も、涙涙の感動の式でした。


主任先生が、
「この子達は、最初、
この大人を信用して良いのか・・・そんな目つきで見ていました。

でも今は、すごく優しい目に変りました。
私達に対して、優しい言葉を掛けてくれるようになり、
静かに言葉を受け入れてくれるようになりました。」

 

先生は、保護者をモンスターといい、親は、学校に不満をもち、
子供は、他人を信用せず・・・

気がつかない間に、そんな時代になっていました。

医者と患者、店側とお客様・・・
友人同士やご近所付き合い・・・
きっと、色んなところで、そんなつもりは無くても、
お互いを信用していなかった時代に、なっていたのかも。


震災で一人ぼっちになって、津波に飲み込まれた家々に向かい、
「おかあさーーーん！」と、大声で呼んでいる女の子が映っていました。
涙が、止まらない・・・


私たち大人は、すべての子供たちを、
みんなで、育てていかなくてはいけません。

子供たちは、日本、いえ、世界人類の宝です。

信用してもらえる大人になるには、
私たち大人同士も、信頼関係で結びつかないといけません。

 
教室の後ろに、貼ってありました。　松下幸之助の言葉ですって。 

子供たちには、未来があります。夢があります。
そして、ひとりひとりに、希望の道があります。

この震災を、みんなで力を合わせて、助け合い、乗り越えて、
そして、次の世代の素晴らしい子供たちに、バトンを繋げたい・・・です。



 
当店で、人気のある「影郎デザインワークス」、
LABYRINTHのカリスマデザイナー影郎氏が、

急遽、支援の為のトランクショーを、開催することになりました。


場所は、私たちも懇意にしております、
京都の桂にある「眼鏡屋　ムーラ」さんです。

急のため、ほとんど準備期間もありません。

なので、このブログをご覧のお客様、
是非、是非、足をお運びくださいませ。

私も、４時くらいから、お手伝いに行きたいと思っています。



明日は、当店定休日。

明後日からは、また、いつものブログに戻って、
素敵なお客様を、ご紹介します。



ひろみ