一昨日にセラヴィ・ヨシカワの
お取り扱いのレンズメーカーさんの
工場見学に行く機会がありました。
愛知県豊川市というところです。
早速 、工程のレクチャーを受けて
レンズがお店に届く順に各工程の
現場を見せて頂きました。
沢山の機器が24時間止まることなく
動いているのですね。
残念ながら企業機密に触れる所が
多いらしく、No Photoでしたが、
1枚のレンズが出来上がってくる
まで、なんと連続72時間、
100以上の工程を通って
くるというのです。
出来るのはたった1枚のレンズ...
簡単に見えるものの裏側には
大変な手間暇が掛けられて
いるのですね。
最初はこのようなプラスチックの
材料から加工スタート。
(↑カタログより)
精密な機器に固定されて
建築で言えば「設計図」に合わせて
研削と研磨が行われて皆さんの
レンズの厚みくらいになるのです。
まあ、これだけでも見応えありますが
染色やコーティングの工程と続きます。
各工程間にもレンズの洗浄工程が
組み込まれていたり、
人による目でチェックされている所では
1日中あんなことしていて、
「目が疲れないのだろうか...?」と
「両眼の輻輳が持つんやろうか..」とか
眼鏡屋の性ですね、いらぬ?心配を
していました。(^_^)
レンズの品質検査でもいろいろな角度
から検品・チェックが行われています。
まあ、これだけ検査もされてお客様の
もとに届けられるレンズなので、
やっぱり「大切」に使っていただくことを
しっかりお伝えしていきたいですね。
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さらにレンズの染色の体験もさせて
頂きました。
右上の見本のようにしたつもりが...
左下のような結果に...(T_T)。
レンズのカラー染色って
難しいのは知っていましたが、
何十年もの経験が必要なのです。
こちらのメーカーさんでは
独自の製造技術を開発しているとの事。
「無いものは作れ」的な
ニコン独自の染色技術は
大変興味深かったです。
レンズの「快適さ」や「耐久性」という
お客様にとっての「品質」と、
「生産効率」は対局にあります。
このせめぎ合いと向き合っている
姿勢がすごいなぁと感じた一日でした。
最後に玄関前に
ぶら下がっていたメガネレンズの
アートかな?モニュメント...?
この展示物を角度を変えてみると
こんな感じ...(@_@)
「Nikon」さんでした。
万葉の民
Author:セラヴィ・ヨシカワ
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