岩手県から桜井の家族の元に
来られている90歳のお母さん。
以前から裁縫をする際に
針に糸を通すことが難しく、
困っておられました。
お測りしてみますと、視力矯正のための
レンズは必要ですが、なんと、遠方の
完全矯正視力が1.0が期待できます。
これなら針の糸通し用のメガネが
作れそうです。
一般的に、遠方の完全矯正視力が
1.0まで見込めない場合は、
メガネでしっかりと合わせても
針の穴に糸を通すと言う緻密な事
まで出来ない場合があります。
また、姿勢の変化から身長も
変わっておられ、眼から25cm離れた
所に持っていって糸通しをされる
様子です。
一般に、近くを見るという事は、
①手元にピント調節すること
と同時に..
②近くのモノを見る時に
視線を内(鼻)側に寄せる事
この2つが必要となります。
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①の「ピント調節」機能のみで
手元用のメガネを作ってしまうと、
見えるけど、集中できなかったり
疲れやすいという事が起こります。
それでも無理ができるかと言うと
そうではなくて、片目が諦めて
視線が違う方向となってしまいます。
下側の図は普段見る事はあまりない、
超・近距離の15cmで見ている時です。
頑張って寄せ目して見ていていますが、
視線が1点に集中するのが難しくなり
視線(目の)向きが同じところに向かず
左右で異なる様子が分かると思います。
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お話しは元に戻して...
90歳のお母さまには
目の前25cmに焦点が合うように
①の「ピント調節」機能
+
②近くのモノを見るときに
視線を内(鼻)側に寄せる機能 を
合成したプリズム付き老眼鏡で
針に糸を通して頂きました。
なんと、一発で!
通ってしまいました。(^^)/
これには、私もビックリです!
しっかり視力測定、
似合うメガネ選びのご予約は、
♪万葉の民
Author:セラヴィ・ヨシカワ
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